難波芳之 ~ヴィオラLife~

仕事や演奏活動、日々の生活での出来事をお伝えします。




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巻物その拾壱
大変ご無沙汰となります…久々の「ヴィオラの巻物」です!

え~と、前回は音階練習についてでしたね。
今回はエチュードや曲の練習法について書いてみましょう。

まずは練習する曲の最初から最後までを一通り目を通しましょう。

その際に音源があれば聞きながら目で追って行くのも良いでしょう。
声に出して歌ってみるのも大事ですね!

とにかく実際に演奏する前にある程度自分の中にイメージを
作っておきましょう。

それに加え、目を通す際には難しい部分や手こずりそうな部分の
チェックも忘れずにしておきましょう!

さて、いよいよ実際に音を出しての練習です。

最初は楽譜に書いている音の長さや強弱をきっちりと守りながら
楽譜に忠実に演奏しましょう。

奏者によって同じ曲でも歌い方は千差万別ですが、誰もが最初は
この道を通ります。

それが出来て初めてそこから自分なりの曲感へと変化していく
訳ですね。

曲の速さなども指定されている場合も多いと思いますが
まずは自分がしっかりと正確に弾ける速さで練習しましょう。

この場合はぜひメトロノームを使用して練習してください!

人間の脳は実に自分に都合良く出来ていて、足踏みなどでは
どうしても正確性に欠けるからです。

はっきり言って楽器を演奏する以上、メトロノームとは
一生涯の付き合い…と言っても決して過言では無いと思います!

事実、私の恩師は元より音楽大学の講師陣&プロオケ奏者の多くが
今でもメトロノームを使用して練習しています。

恩師から聞いた話ですが昔は寝ている時にも枕の下にメトロノーム
を入れ正確なテンポを身体に入れるように特訓していたらしいです。

私もそこまではいきませんが常に使用しての練習なので電池が
あっという間に切れます(電池式の物なので)

今年度は練習の時間が取れずさっぱりですが、昨年度などは
1~2ヶ月で電池交換になるくらい常に使用していましたね。

ヴィオラはオケではメトロノームの役割的なことも多いので
使用しての練習は必須ですね!

とにかく正確なテンポを身体に入れ込みましょう。

メトロノームを忘れてしまった場合は1秒=60のテンポなので
そこから推測しましょう。

一般的に使用されやすい60~132くらいまではメトロノームが
無くてもある程度は正確に取れるように身体で覚えておきましょう。

自分の弾ける速さから徐々に上げて、実際の速さ、それ以上の速さ
へと移行していくのが良いでしょう。

自分が弾ける速さの限界へ挑戦する際は決して無理をしないこと!

場合によっては腱鞘炎になってしまう恐れがありますので…。

楽譜に忠実に弾けるようになったら、そこからは自分の音楽作り。

自分なりに基本を無視せずに色々と応用(アレンジ)したりして
音楽を作り上げていきましょう!

う~ん…何かあまり上手に説明出来なかったような気がしますが
皆様の参考にでもなれば幸いです。

次巻が、いつどういった内容になるかは未定ですがまたその内に
更新出来ると良いなぁ…(笑)
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2011/01/22/02:51:31  ヴィオラの巻物/CM:0/TB(-)/









巻物(番外編)
本日の日記に記載したように今回はオーケストラでの弦楽器パートの
ボーイング(弓使い)の決め方についてのお話です!

基本的には各パートの首席同士が集まってカルテット+1(コントラバス)
の型でお互いに確認しながら合わせていきます。

この時に決めるのはボーイングだけではなく弓を使う場所や音色なども
確認しての合わせになります。

当然プロオケで首席奏者ともなると大変お忙しいので、どうしても全員が
集まれない事もあります。

その場合、首席奏者が副首席奏者などにある程度、自分のパートに
弓付けした楽譜を渡して合わせの代理をお願いするパターンが一つ。

もう一つはコンサートマスターが決めた1stヴァイオリンの楽譜を各パート
にFAXまたは郵送で送ってそれを参考に各パート弓付け。

この場合は1stヴァイオリンだけとしかボーイングを合わせられないので
他パートとも合わせたい場合はそのパートともFAXなどをやり取りします。

面倒だけど前者だとほぼ8~9割方はその場で決まりますし一度で済む?
…のが良い点ですね。

後者は忙しい時などには便利ですが直接合わせるのに比べるとどうしても
決定打に欠ける部分があるので6~7割程の決定になるのが難点。

ただ最終的に完全に決まるのは全員で合わせた時になります。

なぜなら合わせている内に変更などが出てくるからです。

とにかく大事なのは首席奏者はその曲の練習が始まる前までに
ボーイングを決定して「ライブラリー」に届けること。

首席奏者というのはただ単に演奏が素晴らしければ良い…という役職
では無いんですね~。

自分のパートを引っ張っていくのはもちろんの事、他パートとの兼ね合いも
考えたりと非常に責任が重大な役職です!

時にはコンサートマスターや指揮者にも意見を述べたりして他パートとも
意見がぶつかる事もよくあり気苦労が耐えず大変です。

ちなみに「ライブラリー」というのは正式名称「ライブラリアン」と言い
司書や図書館員の事を指します。

オーケストラ楽団での場合は楽譜に関する全ての事を取り仕切る役職
の方のことを言います。

楽譜の管理はもちろんの事、送られて来たボーイングを他プルトの楽譜に
書き写したり、楽譜の修復や手書きの楽譜の作成なども行ったりします。

とっても大変な作業が多い役職なので通常どこのオケにも複数名います。

日本を代表する某オーケストラのソロ首席奏者を務められている私の恩師
にも「ゼロからオーケストラのボーイングを付けるのはとても大変だから
可能ならどこかのオケのボーイングを参考に考えなさい」と言われます。

また弦楽器各パートで他パートに合わせる比率は当然の如く違います。

1stヴァイオリンは一番他パートに合わせる割合が少なく、ヴィオラが
もっとも他パートに合わせる割合が多いです!

例えば2ndヴァイオリンやチェロが他パートに合わせる割合が5割だと
するとヴィオラは8割ほどでしょうか?

コントラバスはチェロに合わせる割合が多いですが、ヴィオラは
ヴァイオリンとチェロの両方に合わせる割合が非常に多いです。

なのでヴァイオリンとチェロが、ユニゾンやそれに近い演奏をする部分で
意見が合わないとヴィオラは「う~ん、どっちに合わせよう?」何てことも
おきます。

もちろん2割くらいはヴィオラの動きに合わせてもらう部分もありますし
…まあこの比率は曲によってなので、あくまで私の主観ですけどね。

なので後者で紹介したFAXや郵送でのボーイングを決める場合は
どうしてもヴィオラは2nd&チェロ待ちになってしまいます。

もちろんヴィオラに付けてもらうような部分は予め弓付けをしてしまいます。

そしていざ他パートと照らし合わせてみて逆になっているようだったら
後はお互いに交渉してどちらかが譲る形になります。

日本のオケでは滅多にありませんが海外のオケだとお互いに絶対に
譲らずにボーイングがパートごとにバラバラといったオケも存在します。

オーケストラをTVで見たり演奏会を聞きに行った時に演奏者の動きが
綺麗に揃っているのには、そこまでの奏者の大変な苦労があるから
なんですね~。

もし今度演奏会をお聞きに行かれる際にはそんな点を気にしながら見て
みると面白いかもしれませんよ(笑)
2010/05/26/00:59:36  ヴィオラの巻物/CM:0/TB(-)/









巻物その拾
前回に引き続き「音階練習その2」についてです。

音階練習の際に正確な音程がはっきりと取れるようになったら
今度は練習方法にバリエーションを加えてみましょう!

一つの例としてはリズムのバリエーション。

音の長さを、全音符→二分音符→四分音符→八分音符→十六分音符
と変化させたり、様々なスラーを付けたりしても良いと思います。

他にも、三連符にしてみたり付点のリズムに変化させたり…と
バリエーションは豊富です。

最初からバリエーションが載っている教本も多いので、そういった
教本を手に取って見てみるのも良いと思います。

リズムやテンポを変化させるだけではなく、右手の動き・左手の動き
などの練習も取り入れるとなお良いですね!

右手なら移弦の練習や弓を使うスピード・圧力のコントロールを、
左手ならポジション移動やビブラートの練習など…。

このように「音階練習」一つ取り上げても、練習方法は無数にあります。

ぜひ皆様も自分にあった練習方法を発見してみてください!

次回は「エチュード及び曲の練習方法」をご紹介出来れば良いなぁ、
と思っております。
2010/03/20/00:53:28  ヴィオラの巻物/CM:0/TB(-)/









巻物その九
前回の「巻物その八」から随分と間が空いてしまいました。

今回は実際に音を出しての練習方法でした………ね?

さて、音を出して練習する前に音源を聞いたり、スコアを見たり
譜面とにらめっこしながら色々と考えたらいよいよ音出しです。

まず始めに………必ず音階を練習しましょう!
音階練習はエチュードや曲を演奏する上での基本になりますので。

全ての音階(全長調・全短調)を練習出来ればそれに越した事は
ありませんが時間が限られている場合は、その日練習する曲の
音階をやってみましょう。

始めの内はしっかりと正しい音程が取れるようになるまで時間が
かかっても良いので集中して練習しましょう。

しっかりと音程が取れるようになっても必ず毎日、指慣らし程度でも
構わないので継続的に練習しましょう。

音階は全ての曲を演奏する上での基本!…という事を忘れないように。

単音の音階の他に重音(三度・六度・オクターブなどの和音)も
練習すると色々な曲に活かせるのでぜひやってみましょう。

さてさて、まだまだ序の口ですが先はとっても長~い…ので今回は
この辺りで。

次回は「音階の練習方法その2」ともう少しその先まで掲載出来ると
良いなぁ…といった予定です。
2010/03/01/02:28:21  ヴィオラの巻物/CM:0/TB(-)/









巻物その八
さて、久々の(ヴィオラの巻物)更新となる今回からは
「練習方法」についてのお話です。

練習方法は人によって様々ですが、今回は私が行っている
方法を記載してみます。

まず譜読みを行う際には、ただ単に楽譜に書いてある事を演奏する
のではなく必ず譜読みと同時にその曲の分析を一緒に行います。

例えば室内楽やオーケストラの曲などでは、必ず他の楽器やパートを
聞いてそこに合わせる部分、逆に自分のパートが他の楽器やパートを
引っ張っていく部分があります。

それは曲の出だしから終わりまで、曲全体を通して常にあるので
スコアなどを見て把握することにしています。

指揮者のようにスコアを丸暗記してしまうのが一番手っ取り早いと
思いますがスコアも使用する版によって記載されている内容は様々です。

使用する版をしっかりと確認した上で、覚えれる部分は覚えてしまい、
重要な部分や忘れがちな部分は楽譜に書き込みをする事にしています。

ただし書き込むときは必ず自分の楽譜に書き込むこと!

オーケストラのように他の人と一緒に使用する楽譜には出来る限り
記入せずに済むように頑張って覚えるようにしています。

また、演奏する曲が作曲者がどのような思いで作曲したのか?
どのような状況で作曲されたのか?その時代の背景はどのような
ものだったのか?

…などなど考える事(分析する事)はたくさんあります。

実際に作曲者本人と話したり、その時代背景を経験出来れば
一番なのですが多くの曲の場合それが叶いません。

なので様々な研究者が出版している書物を読んだり、自分より
経験豊富な方々にお話しをお伺いするのが良いと思います。

そして大事なのは、それらを行った上でそれを元に自分なりの
解釈を持つこと!

同じ曲を100人が演奏したら100通りの演奏があるように、
曲に対する解釈や分析もそれと同じ事です。

自分なりに納得出来る音楽を作っていってみましょう。

そして室内楽やオーケストラといった他の人と一緒に演奏する場合は、
自分の考えを持ちつつ、それに凝り固まらず臨機応変に対処出来るよう
に心がけています。

さて、今回は「練習方法その1」という事で主に譜読みについて
記載してみました。

次回は譜読み実践編、実際に音を出しての練習方法について
書いてみようと思います。
2009/12/01/00:36:40  ヴィオラの巻物/CM:0/TB(-)/










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